どうなっとうと?デジタル (西日本新聞コラム)

今さら聞けない、おサイフケータイの仕組み ーキャッシュレス.3

Q 「おサイフケータイ」ってどんな仕組みですか?

 

A 携帯電話やスマートフォンをかざすだけで支払える決済サービスの一つで、ガラケーの時代から広く使われてきました。似たものに、iPhoneの「Apple Pay」などがあります。

いずれも事前にカードを登録しておくと、コンビニや公共交通機関などで、スマホをかざすだけで決済できる便利な機能です。

 

おサイフケータイにはさまざまな電子マネーが登録できますが、支払い方法はそれぞれ違います。

楽天エディ、モバイルスイカ、ワオン、ナナコは、事前にチャージします。iDとクイックペイは利用方法が選べ、使った分だけクレジットカードから引き落とすポストペイ型、チャージしておくプリペイド型、口座からすぐに引き落とすデビット型があります。

 

おサイフケータイは少額の利用を前提にしており、プリペイド型には2万円程度のチャージ上限が設けられているので、使い過ぎ防止にもなります。実際に1回あたりの決済額は、959円(2017年平均)と言うことです。

 

このほか、LINE Payやorigami pay、pring(プリン)といった決済に特化したアプリも登場しています。あらかじめカードや銀行口座を登録しますが、店側が表示するQRコードを読み取るなど、簡単に支払えるのが特徴です。

 

スマホにカード情報を登録することに不安を抱く方も多いと思います。残念ながら、100%大丈夫と言い切れる対策はありません。①カードの暗証番号を分かりにくいものにする②カード情報を盗む「スキミング」時の補償内容を確認しておく、③高額なものと少額のものでカードを使い分ける―など、デジタルに頼らない対策が大切です。

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