Q.実家で母がひとり暮らしをしていて心配です。何か安心できる方法はありませんか?
A.高齢になった親の一人暮らしは心配ですよね。自分の仕事や家族の生活を考えると、同居は簡単な選択肢ではありません。
2001年にスタートした象印マホービンの「みまもりホットライン」は、電気ポットの利用や外出の状況を1日2回メールで知らせてくれると言うものです。特別な操作をしなくても、様子を知ることができるのは安心で、あまり抵抗なく利用できるサービスではないでしょうか?
でも、最近では60歳以上のスマートフォンの所有率も非常に高くなってきているので、スマホを活用してみてはいかがでしょう。
オススメはLINEです。LINEアプリをダウンロードし、お互いに友達登録をします。後は毎日、スタンプを送り合うだけでも良いでしょう。LINEは文字やスタンプを打てなくても、トーク画面を開くだけでメッセージやスタンプを送ってくれた相手に「既読」と表示されるので、手軽に安否を伝えられます。
「うちの親はスマホに変えたがらない」
「覚えきれないし、使うことがない」
私と同世代の方々からのこの様なお話を聞くこともあれば、70前後のご年配の方々の声もよく耳にします。そして、高齢になった親にスマホを持たせることをあきらめている方もいます。
でも、だからこそ、アプリを一度タップするだけでコミュニケーションが取れるLINEは、何よりもハードルが低いと思います!! 色々な操作やアプリを覚えることは難しいので、LINEの登録をはじめ初期設定だけして、あとは電話のかけ方、うけ方、LINEのスタンプの使い方だけでもゆっくり根気よく教えてあげて下さい。
コメントを入力するのは難しくても、スタンプだけで意思疎通ができるほど種類もたくさんあります。お孫さんとLINEでつながることで、たまにしか会えなくても、近くに感じることもできます。
年齢と共に新しいサービスや機器を受け入れることは誰しも避けたくなるものですが、これからの時代のライフラインと観念して、是非、年齢問わずチャレンジして頂きたいです!!
と言うのも、実はこの夏、一人暮らしをしていた叔母が自宅で亡くなりました。病気を持っていたこともあり、兄弟同士でマメに連絡は取る様にしていましたし、近所に友人もいましたが、電話があまりにも繋がらず自宅に駆け付けた時には、もう遅かったのです。
人感センサーの様なものがあれば・・・
そんなことばかり考えました。違和感なく、生活に自然に溶け込むような感じで設置できる人感センサーがあれば、それを一人暮らしの家には必ずつけることで、異常を感知したらすぐに対応ができるようになります。
高齢化社会が進む以上、誰もが設備の充実している施設に入居できるわけではありませんし、高齢者専用賃貸住宅を借りられる訳でもありません。今更、昔の様な大家族で住める家庭もそうそうありません。その様な機器を設置することで、万一に備えることができればと思っています。
そして、もっと身近に家族を感じる、家族と繋がっておくために、是非、LINEでマメに連絡を取り合う習慣を身につけて欲しいと思っています。
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