Q.いつも使っているパソコンやスマートフォンは、万一に備えて何をしたらよいでしょう。
A.パソコンやスマホ以外にも、USBやDVDなどの記録媒体には、写真や動画などたくさんのデータが保存されています。残しておきたいものもあれば、処分してもよいものなどさまざまだと思います。ただ、その選別は利用者本人にしか分からないものです。家族とはいえ見られたくないものもあるでしょう。
パソコンやスマホなどは相続の対象となり、中に入っているデータを相続人が見ることは問題ないようです。しかしパソコンやスマホには通常、ロックがかかっており、家族がパスワードを知っているか専門業者に頼まなければロック解除は難しいでしょう(専門業者でも解除できない場合があります)。
家族の写真や動画など共有しておきたいものはUSBやDVDなどの記憶媒体に保存し、見られたくないものは自分のパソコンに保存しロックを掛けておく、という方法があります。パソコンを家族で共有している場合、見られたくないものはロックが掛かるUSBなどに保存し、万一のときは処分してもらう方法もあります。
自分の死後、パソコンやスマホに入っているデータをどうしたいか、まずは自分の考えを明確にしましょう。そして残された家族が困らないように、利用しているサービスを一覧表にする、処分したいものや残しておきたいものを分かるようにまとめておく―などの準備ができると理想的です。
ただ、利用しているサービスは日々変わり、一覧表を最新状態にしておくことはなかなか難しいかもしれません。パソコンやスマホのパスワードだけでも残しておけるといいですね。
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