どうなっとうと?デジタル (西日本新聞コラム)

夏休みの自由研究もスマホで簡単に?

Q 夏休みの自由研究が毎年最後まで残って困っています。

 

A 自由研究は親も一緒にするもの、という風潮になっていますよね。共働きで忙しい家庭も多く、子どもが喜んで取り組めて、さらに簡単・早い・低コストだと理想的ですよね!!
YouTubeで「夏休み 自由研究」と検索すると、たくさんの動画が紹介されているので、お子さんと一緒に見るのもよさそうです。ただ、ご承知の通り、動画の本数が非常に多くて、決めきれないかもしれません。決めきれないだけでなく、気づくと他の動画を見てしまってイライラの原因にもなりかねません。
そこで、スマートフォンを使った自由研究を一つ提案します!!

 

使うのはアプリ「Google Maps」「(標準)カメラ」

  

①スマホで校区内にある「標識」「マンホール」などテーマを決めて撮影する。
 学年によっては自分でテーマを決めるのもいいでしょう。

ポイント!「校区内」
旅行先や帰省先についでに、と考える方もいらっしゃるでしょう。
暑い中の外出、そして撮影と言うことになるので、校区内と言う狭い範囲に絞ることで心のハードルを低くしておくことがポイントです。
遠出をした時のついでにとなると、うっかり忘れてしまうこともあるでしょうし、天候に恵まれず上手く撮影できないかもしれません。「今すぐできる」「すぐにやり直せる」くらいの低いハードルでできれば「今すぐ」やって見ましょう。

 

②グーグルマップで校区の地図を検索し、できるだけ大きいサイズで印刷する。
 コンビニではA3サイズも印刷できます。

ポイント!「コンビニで印刷」
コンビニでスマホから直接印刷する方法は知っていますか?
パソコンを経由してUSBメモリーに保存してコンビニで印刷することもできますが、試しに保護者の方がスマホからコンビニのコピー機で印刷する方法を調べて試して見て下さい。

おそらく今後主流となることの一つでもあるので、ぜひ、知らないようでしたら「調べて」「試して」見て下さい。保護者の方にも気づくことがあると思います。

 

③撮影した写真を印刷する。
④模造紙を用意し、地図を真ん中に貼り付け、どこで撮影したか分かるように写真も貼り、コメントを添える。
撮った写真とその場所の地図を一枚にまとめ、写真の数だけ同じように作成し、冊子にまとめるのも面白いですね。このときに使う資料作成ソフトは、パワーポイントやキーノートも良いですが、A4で印刷できる写真加工アプリでも結構です。

 

自分の住む町をよく知ること、親子でくまなく校区を回ることで危険な場所に気付き、新しい発見もあるかもしれません。友達の家を子供が教えてくれることもあるでしょうし、友達に会うかもしれませんし、色々な発見をぜひ、楽しんで下さい。

 

スマホを持たせるには早すぎる、とか勉強しなくなるかもしれない、LINEでいじめに会うかもしれないなどなど、ネガティブな情報ばかりが耳に入っている保護者の方が多いのではないでしょうか?
スマホはゲームやLINE(ライン)以外にも、アイデア次第でできることがたくさんあります。スマホを持たせるかどうかを考えるとき、こんなことを一緒に考えてみてはいかがでしょう。

 

西日本新聞/生活面/どうなっとうと?デジタル 2017.8.9

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