どうなっとうと?デジタル (西日本新聞コラム)

家計簿アプリ、口座連携しても大丈夫?

Q.銀行口座と連携できる「家計簿アプリ」がありますが、情報が漏れることはありませんか?

 

A.ここ数年、銀行口座の情報をそのままアプリに反映できる家計簿アプリが増えています。 家計簿アプリの中には、銀行口座以外にもクレジットカードや電子マネー、ポイントカードの情報なども一括して管理できるものもあります。

 

スマホの画面に、口座やカードの履歴が見やすく表示されますが、アプリからお金の入出金ができるものではありません。

 

利用者はオンラインバンキングで必要となるIDやパスワードを家計簿アプリ側に預け、口座管理などのサービスを委託します。アプリ側は利用者に代わって銀行にアクセスすると言う仕組みです。これは銀行口座に限らず、クレジットカードや電子マネーなどにおいても同様です。

 

どのアプリも安全性には万全を期しており、その一つ「マネーフォワード」では銀行と同レベルのセキュリティを引いているそうです。但し、IDやパスワードを預けている以上、取り扱いに注意は必要です。

 

先の国会で銀行法が改正され、来春にも新しい仕組みがスタートする見通しとなりました。

家計簿アプリの中には、実際に振替や振り込みなどお金の移動ができるサービスも登場する様です!!

 

この場合、アプリ運用会社は「電子決済等代行業者」の登録を行ってサービスを提供することが義務付けられます。 私たちの大切な資産を扱う企業が登録制となることで安心感も高まります。

 

金融の世界は変化が非常に速く、IT企業の参入も世界的な流れとなっています。

体力のないアプリ運用会社は、大手に統合されたり、廃止に追い込まれたり、最悪のケースは放置されるという状況さえ予想されます。

 

家計簿アプリはどれも人気が高く銀行口座との連携ができるものも多いですが、色々なアプリで銀行口座の連携をするのではなく、1〜2つに絞ってアプリから届くお知らせやサービスの変更などには必ず目を通すようにしましょう。

 

アプリ全体の流れとして、大手企業が資金をしっかり投資して、滑らかで使いやすいものが増えてきています。

当初は個人のアプリ開発者や中小企業が開発・運用してきていましたが、AIやVRなどの技術に追随できずに撤退しています。

iPhoneについてはこの秋にリリースされると思われる、「iOS11」以降、動かなかったり使えなかったりするアプリも出てくると言われています。

変化の激しい業界です。

新しいアプリを試して見るのと同時に、使わなくなったアプリは随時、削除していきましょう。

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