新学年がはじまりました。
そろそろ決めてしまいたい、
子どもの携帯電話。スマホにするか?キッズ携帯のままか?
3月に2回に渡ってご紹介した西日本新聞コラム どうなっとうと?デジタルでもご紹介した、子どもの携帯電話。
携帯電話会社は、子どもの契約をきっかけに家族分まとめて契約を取りたいと気合いが入っている印象です。
こう言う時期は特典もたくさんありますが、よくよく契約内容を理解して、家計にとって最適な契約プランは何か?冷静に考える必要があります。
まずは、復習から。
携帯電話料金の仕組みは、A(通話料+インターネット接続料+データ通信料)と機種代で構成されています。一般的に割引対象となっているのは、Aの部分で機種代は含まれていません。TVCMや折込広告などでも宣伝されている「学割」もAの部分の割引プランが紹介されています。
学割には、25歳以下、18歳以下の2つのプランがありますが、ドコモは25歳以下のプランのみです。
新規契約でドコモは月1,500円から、auとソフトバンク月2,980円からで、ドコモの安さが際立っています。この違いはデータ通信料。auとソフトバンクには3GBのデータ通信がセットされていますが、ドコモにはデータ通信料は含まれていません。すでに家族がドコモで契約中で、データを家族で分け合うプランを契約の場合に月1,500円と機種代のみで利用できますが、家族で契約しているデータ量が少ない場合には、変更が必要となり家族全体で見た時に料金が高くなるケースもあります。
一方、auとソフトバンクは、家族と自宅のインターネット契約がポイント。
新規または既存の契約者で、家族で契約し、なおかつ自宅のインターネット契約をすることが条件となっています。
最近の特徴は、この二つの条件を満たすことで最大限の割引を受けることができ、さらにはポイントが付与される傾向です。一般的に2年契約となっている携帯電話の契約は、子どもの進学時に家族揃って携帯会社を乗り換えると、解約違約金が発生します。以前は携帯会社の乗り換え時の大きなキャッシュバックが魅力でしたが、解約時に発生する違約金相当分は乗り換え先で負担してくれるプランもあるようなので、乗り換えのハードルは低そうです。
さて、気になるTVCM
「月額1,980円でスマートフォンが使える」
最近テレビCMでも頻繁に目にする、移動体通信サービス(MVNO)
わが家でも検討しています。子どもにスマホを持たせるとしたら、auとワイモバイルが扱っている学割が良いのかなと思っています。
理由はiPhoneでこのプランが使えるから。
わが家ではスマホもタブレットもアップル製品を使っていて使い慣れていること、情報共有が容易なことから、子どもにもiPhoneを使わせたいと考えています。高額なスマホを新品で子どもに持たせるのは贅沢との考えから、昨年末、私達夫婦の機種変更をした際に古いiPhoneを子どもに引継ぎ、格安SIMだけどこかで契約するつもりでした。が、私達の使っていたiPhoneには格安SIMが使えないということが判明。そこでauとワイモバイルのプランが浮上しました。
情報通信白書(H28年度)によると、MVNOのデメリットや移行しない理由には、通信品質に不安がある34.9%と最も多く、次いで使い方によっては高くなる、サービス内容をよく知らないと言うのが主な理由。まだ利用頻度の少ない子ども用のためおそらく通信品質の問題はなく、使い慣れたiPhoeなのでこちらも問題なし、通話もネットもできて2年は1,980円(税別)、少し高くなるけれど保険もあるので安心です。
MVNOの契約数は1,269万件で前年度に対し32.5%増と利用者は年々増加しています。年々サービスも向上していて、何より1台あたり年間4万円前後の節約につながるため、次の更新のタイミングでは総合的に検討しようと思っています。
家計見直しなどを行っているファイナンシャルプランナーの知人に話を聞いたところ「通信料は削減できない」と考えている方が多いそうです。
いきなり家族全員MVNOへの変更に不安があると言う方は、子どもの携帯電話からはじめて通信品質を確認したり使い勝手を試してみてはいかがでしょう?
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