Q.子どもにスマートフォンを持たせるとしたら、いつ頃がいいでしょうか。
A.先日、文部科学省が小中学校への携帯電話やスマホの持ち込み禁止を見直す検討を始める、という報道がありました。子どもにスマホを持たせることは依存やいじめ、健康への影響などさまざまな問題が懸念されています。遊具や悪いものという印象さえ持たれている理由の一つは、大人も子どももスマホの活用方法をあまり知らないからだと思います。2017年には個人所有率が6割を超え、支払いにも使えるようになったスマホは、生活に欠かせないライフラインの一つです。今回のシリーズではスマホとの付き合い方や活用方法について取り上げます。
親がスマホや携帯電話を子どもに持たせるのは、連絡の取りやすさにあります。そこだけを考えると、親子が大半の時間を一緒に過ごす、外出も常に同行するといった状況では持たせる必要はありません。しかし1人で行動するようになると、連絡がすぐ取れるようにしておきたいものです。スマホも子ども用携帯も電話やメールだけでなく位置情報も分かるため、親としては安心感があります。
スマホは子ども用携帯よりも大きくて破損しやすく、子どもが持ち歩くものとしては適しているとはいえません。お下がりのスマホに格安SIMを入れて持たせる方法もありますが、携帯する習慣が身に付いていないうちは、防犯ブザーも付いた子ども用携帯から始めるのがいいでしょう。
大切なのは、年齢が基準ではないということです。「友達が持っているから」「携帯ショップで安くてお得と言われたから」など目先の話につられるのではなく、今のその子にとって良いと思えるものを選びましょう。
お問い合わせ