Q.ガラケーはボタン一つで電話がかけられました。スマートフォンにそんな機能はありませんか?
A.主にシニア向けのスマホには、ワンタッチダイヤルがあり、よく電話をする相手は登録できます。しかしそれ以外のスマホにはその機能がないので、「お気に入り」や「よく使う項目」に登録すると便利です。
iPhoneは電話のアプリを開き、連絡先から登録したい人を選んで開き(写真①)、「よく使う項目」をタップすると、登録されます(写真②)。アンドロイドも登録したい人を選び、星マークをタップするだけ。ただし、スマホの種類によって表示が異なります。
電話番号の登録は、iPhoneの場合は電話のアプリを開き、「連絡先」から画面右上にある「+」をタップし、必要な情報を入力します。アンドロイドは電話帳のアプリを開き、「連絡先」から「登録」や「+」をタップし、入力します。
電話番号を登録すると、連絡手段が選べるのがスマホの特徴です。
例えば、iPhoneは、電話やメールのほか、登録した相手もiPhoneなら、FaceTimeという専用機能が表示され、電話回線を使わずにテレビ電話もできます=写真③。
スマホで電話をかけるときのお勧めは、音声入力。iPhoneはSiriに、アンドロイドはグーグルアシスタントに「〇〇に電話をかけて」と話し掛けるだけで、スマホが電話をかけてくれます。体調が悪かったり、手が離せなかったりするときに、受話器も持たずに電話がかけられ、話もできるのです。AIスピーカーの普及とともに、こうした機能は増えてくるので、ぜひ試してみてください。
ただ、ただ、ここで知ってほしいのは、
急な電話は迷惑
固定電話はセールス。用事があれば、緊急だったらLINEしてくるだろう
これが、最近の電話に対する考え方の主流になりつつあります。
電話は相手の都合に関わらず、相手の仕事や生活を分断することから、突然の好ましく思われません。電話を当たり前に使ってきた世代からは理解できないかもしれませんが、電話から携帯電話、そしてスマホに変わり、連絡を取り合える手段が変わり増えたことで、人の考え方も変わっています。
理解できないと言う方は、そんな時代なんだと考えて頂いた方が良いでしょう。
そして、スマホ所有者の9割以上が利用しているLINE。電話帳に登録している人の多くとLINEで友達になっているケースは多いですが、実際にLINEでやり取りをするのは、より近しい関係の人に限っている人も多いような印象です。
相手に合わせた連絡手段を変えると言うのは、煩わしいことですが、ツールやサービスの多様化はコミュニケーションの多様化にも繋がっていることを知る必要があると感じています。
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